調性擬人化 / 平行調同一

平行調創作

作品名未定

夢の中で会う、因子を受け継ぐ人たち。

2030年付近を舞台とする第190世代のシナリオ。

キャラクターとシナリオ(第190世代)

八咫彩星の人物画

B♭ major / G minor · 23歳

八咫彩星やたあやせ / やたのさいせい

♭♭ それでも好きを好きと言えたら

清学院大学大学院・理学研究科宇宙物理学専攻の修士2年。国際観測プロジェクトの観測担当として、世界の研究所を飛び回っている。

生活拠点は渋谷区。セキュリティのしっかりしたマンションの一室を借りている。本家は別にあるが、シナリオ踏破済みの父は首相官邸からほとんど帰ってこない。

Tips

目の底の「藍色の宇宙」は、生まれた時から当主候補だった7歳の兄と比較にならないほど濃かった。生まれたその日に当主候補となり、兄とはその後15年ほど険悪な関係が続いた。高校の頃に和解した。

周囲の反応やリスクへの恐怖を押し殺して、好きなものを好きだと宣言し、行動することで最高に気持ちよくなれる。この気性のおかげで兄と和解し、法学部志望から理転して天文学へ進んだ。今も世界で好き放題している。

アヴリルの人物画

E♭ major / C minor · 15歳

アヴリル・L・アヴェネル

Lady Avril Louise Avenel

♭♭♭ 言わなくったってちゃんと分かってよ

英国南西部サマセット、メンディップ・ヒルズ付近のアヴェネル家本邸に暮らす侯爵家の少女。自宅周辺だけNational Landscapeの指定範囲外。生活圏はブリストルで、送迎はVolvoのエステートモデル。片道1時間ほど。

セカンダリースクールのYear 10。GCSEではMusic、Art & Design、Computer Scienceなど、友達と楽しめそうなものを選んでいる。家では語学から魔術、科学、人文、政治、工学まで学ぶ。

Tips

学校の友達、旧家の同年代、ブリストルの音楽仲間と、人間関係は広い。地元で6月に開かれるグラストンベリー・フェスティバルを毎回楽しみにしている。アーサー王の墓のある場所へピクニックに出かけることもある。

相手の気持ちを理解する力は高いが、自分の気持ちのアピールは苦手。好感度が高いほど期待も高くなり、すれ違って定期的に喧嘩する。婚約者とは仲がよく、幼馴染の友人という感覚が強い。一緒にライブやショップ、カフェへ出かける。

今代の国王戴冠時は8歳。儀式で連れ回され、大人たちに値踏みされたことがトラウマになった。あとで泣いた。Louiseは優しい祖母の名前。

銀髪で青い衣装をまとったディンキネシュの全身画

G major / E minor · ♯1つ

ድንቅነሽディンキネシュ

エチオピア王女。趣味で魔法少女をやっている。宇宙の魂としての解析からミサイの召喚陣の先に遊びに行こうとしている。

名称未定の紫禁城の最高傑作くん

B major / G♯ minor · ♯5つ

紫禁城の最高傑作

名称未定

#5つ

夢・因子・シナリオ・血族・古代メソポタミア

夢

因子持ちは夢で会える。ただし時差がある。夢の世界は古代メソポタミアで、みんなが色々なものを持ち込んでいる。夢の主が死ぬと、夢の中には遺品がたくさん残る。

第一世代は古代メソポタミアの孤児たち。散歩でこの世界を訪れたササレと面識がある。

因子とシナリオ

時代に関わらず、因子持ちはみんな共感力がとても高く、優しい。因子などの身体的特徴は感染症状のようなもので、術式の本体はシナリオにある。

シナリオが進行しない時代はない。シナリオの存在により、たいてい長生きする。無事にクリアすればそれなりに楽しい半生を過ごせるが、前作主人公のように酷い目に遭う場合もある。

家系・血族

本人たちは、シナリオ術式や夢の空間について基本的に何も知らない。家の歴史も知っているのは1000年ほどで、4000年以上続いているらしいことをなんとなく察している程度。

家が続く理由は魔術・呪術・運命などの現世利益。壮大な義務感ではない。断絶すると、血の濃さの順に別の家系へ移ることもある。

世界の歴史

八咫家と藍色の宇宙

♭♭の因子「藍色の宇宙」は、血の濃さとコズミックな真理への親和性によって発現する。

明治4年に八咫家が創設され、宮内省・神祇省の要職に就いて、東京を中心とした祭祀の再編を担った。

歴史を読む

三木家は死、賀茂家は生を司る祭祀貴族。元はカムとイムという神官の家系と、それに付き従う移動民族集団だった。中国北東部・朝鮮半島北部付近の一般家系出身の超人、初代天皇のカリスマのもとにまとまった。

紀元前1世紀〜1世紀頃に九州へ上陸。高千穂に聖地を置き、九州中央・北部の国家連合として祭祀と氏族による支配基盤を築いた。2世紀頃には卑弥呼のもとで瀬戸内海・出雲・吉備・畿内がまとまり、九州連合と対立。卑弥呼の死後、初代天皇が東征・征服し、首都機能を奈良へ移した。

カム部氏とイム部氏が重要拠点を分担。「藍色の宇宙」に起源を持つ陰陽説が血族を通じて広まった。長生きした初代天皇は、最後には食あたりで死んだ。

明治4年に八咫家が創設され、宮内省・神祇省の要職に就いて、東京を中心とした祭祀の再編を担った。現在は内政を担い、他国の因子持ちと政治バトルを繰り広げている。

アヴェネル家とThe Slumbering Majesty微睡みの王光

♭♭♭の因子「The Slumbering Majesty微睡みの王光」は、血の濃さと王権への親和性によって発現する。

記録上約1000年続く英国旧家で、英国魔術旧家の慣例上の筆頭。家産は£500–800m程度。侯爵位は創設以来、女性継承が可能。魔術旧家は女系が多く、ここ300年ほどは「魔女の家系」とも呼ばれる。

歴史を読む

先祖は西アナトリアの都市国家で活動し、紀元前13世紀頃にはウィルサ王国の王を輩出した。5〜6世紀にはサマセット周辺に住んでいた。

Glastonbury Tor周辺の建造物には血族専用の機構『グラステンゲア天文台』がある。超オーパーツだが、現代ではスマホの方が便利なので誰も使わない。第二次世界大戦中の暗号解読や遠見の偵察に役立ったとも、役立っていないともいわれる。

英国魔術旧家の集まりは現代ではあまり活動しておらず、家ごとに好きなことをしている。

エチオピア王家とተንሳፋፊ ብርሃነ ሰማይ揺蕩いの晴天

♯の因子「ተንሳፋፊ ብርሃነ ሰማይ揺蕩いの晴天」は、血の濃さと外光源宇宙への親和性によって発現する。

エチオピア王国はエチオピア高原を中心に、エジプト以南・ケニア以北の中部東アフリカを統治する立憲君主制の王国であり、世界最古の王朝である。

エチオピア正教会、通称「南方教会」は2世紀には成立している。

エチオピア王家の歴史

王家の成立

オル、カムという2つの神官の家系から、4000〜3000年前までに王家の祖先が成立した。カムとオルは、♭♭のカム、イムと同じ系譜にある。

3000年前までには、子孫のマケダが現地の王権を打倒。その子、祖王メネリクによって王国が成立した。このころ、エジプトには少女に叱責されるアメン神の伝説がある。

キリスト教の伝来と南方教会

1世紀、聖パウロの同労者の1人によってキリスト教が伝来し、ギリシャ・ローマ文明を取り込んだ。このころ、地中海東部周辺には異教の邪神を追い払う少女の伝説がある。

2世紀までに、半神イエスの神格化伝説として南方教会が成立。このころ、アラブ地域には精霊召喚と、それを追い払う少女の民話が多数ある。

4世紀ごろ、エジプトからキリスト教が再伝来。王国は北上し、メロエ王国を併合した。

北アフリカの大乱

7〜8世紀、北アフリカで大乱が起こった。西アフリカ・マグリブの超人ディヒヤと、東アフリカ勢力の正面戦争である。ディヒヤはアル・カーヒナとも呼ばれ、オーレス王国(現アルジェリア)の指導者だった。

エチオピア女王が軍事行動として外征した、きわめて珍しい例。激闘の末にディヒヤを討ち取り、戦争は終結した。

ディヒヤは♭♭に出てくる初代天皇と同じ枠のナチュラルボーンゴジラ。今回は敵。

プレスター・ジョンと十字軍

12世紀ごろ、プレスター・ジョンの伝説と南方教会の噂が融合。ローマ教会から初の使者が訪れたが、十字軍への援軍は拒否。当時のエチオピア女王がアイユーブ朝アル=カーミルの親戚だったためである。

13世紀の第5回十字軍(1217〜1221年)では、エチオピア軍がエジプト・アイユーブ朝側として参戦した。エチオピア帝国は成立しなかった。

オスマン帝国との戦争

16世紀、アダルスルタン国が成立していないため、オスマン帝国はエチオピアと正面戦争した。ポルトガルはカトリック勢力を増やすため、エチオピア内部の少数勢力を援助。30年ほど戦争と内紛が続いた。

列強の進出とスーダン地域の戦争

19世紀、スエズ運河から入ってきたイタリア軍が紅海沿岸に上陸。「エリトリア」などと命名したが、最終的にはフランスの支援を受けたエチオピアが撃退した。

その後、イギリスの南下政策とフランスの東進政策の矛先が向き、すごく揉める。マフディー(救世主)を自称するムハンマド・アフマドは独立を目指し、キッチナー率いるイギリス・エジプト軍は南下してきた。

イギリスとフランスの講和も成立しなかったため、最終的には4つ巴ほどの戦争となり、スーダン地域がめちゃくちゃになる。エチオピアは最終的に、スーダン地域を6割ほど削られた。

近代化とラスタファリ運動

この戦争を受け、近代兵器の自国開発と近代化が進められた。19世紀末には大日本国憲法を参考に、エチオピア王国初の成文憲法が成立した。

精神的な面では、南方教会がラスタファリ運動の中心となり、エチオピア女王を救世主「ジャー」と同一視して神格化する思想に発展。アメリカの汎アフリカ主義と結びついた。

第2次エチオピア戦争

20世紀、ムッソリーニ政権のもとでイタリアの反エチオピア感情が高まり、再び戦争へ向かった。1930年代、国際連盟においてイギリスとフランスはエチオピア介入案を部分承認し、イタリア軍を支援。第2次エチオピア戦争が始まった。

エチオピア政府は40万人を召集したが、訓練を受けた正規兵は10万人ほどだった。アメリカ共産党ハーレム支部などを中心に、世界から義勇兵が参戦した。